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バイオマス発電について知る~環境改善活動を始めよう~

Biofuel

バイオマス発電とは

地球温暖化防止策の切り札として再生可能エネルギーの利用が進められています。再生可能エネルギーとしては太陽光、風力、地熱が先行して利用されていて、期待のかかるバイオマスは本格利用がこれからです。いずれも化石燃料と比べると大規模化や安定運転の必要な発電方式としては弱点を抱えています。いずれも自然現象を利用しているのでやむを得ない発電方式です。ところが、今日まで発電原料の中心的存在だった化石燃料や原子力は二酸化炭素排出や放射性廃棄物処理に大きな課題を抱えた発電方式だとの認識が強まり、見直しが図られている最中です。この中で生物資源由来のバイオマス発電は動物の排泄物や植物の廃棄物を嫌気性雰囲気の中で発酵、消化させた時に発生するメタン中心の炭化水素ガスを利用する発電方式です。従って、発電方法は大々的に普及している天然ガス発電と類似しているといえます。

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バイオマス発電の利点

バイオマス発電は環境先進国といわれる北欧諸国やドイツ等で利用が進んでいますが、国内ではこれから本格的な利用に進むと期待されます。下水汚泥や食品廃棄物あるいは、畜産系の糞尿を4、50℃の嫌気性雰囲気の中で1か月間近く消化、発酵させて取り出したメタン系ガスをガスホルダーに集めて精製後の燃焼ガスでタービンを回して発電します。狭い国土の中で大規模化が難しいため小規模分散型発電となります。現状では、排泄物等の収集、運搬に人件費等がかかり、行政サイドの補助金支給が続いていかないと短期的に、また、中長期的にも採算の取れない事業となっています。バイオマス発電は太陽光や風力のように時間的、あるいは気象変化による発電量が変化する再生可能エネルギーと異なり、安定した規模で運転継続できるメリットに期待がかかっています。原料は生物由来の資源なので、燃焼しても二酸化炭素の増減がありません。カーボンニュートラルで地球温暖化防止に大きく寄与できるわけです。